「柏樹子の話に賊機あり」
日本黄檗宗の開祖、隠元禅師(いんげんぜんじ・1592~1673)は江戸時代、中国明の国より渡来し、日本の禅道場に法戦を挑んで各地を遍参した事があります。その折、京都の妙心寺にも上山し当時の山主、愚堂和尚と問答に及びます。
「開山、関山国師の語録を拝見したい」
「開山さまには語録はありません」
「語録なくして、何で開山と云えるか」
「開山さまには語録はないが、ただ『柏樹子の話に賊機有り』という言句があります」
隠元禅師、この一語を聞いて身震いし、
「この一語、百千万巻の語録に勝る」
と云ってうやうやしく礼拝したと伝えられています。
隠元禅師をして驚懼(きょうく)せしめた語が、まさにこの「賊機有り」の語です。
臨濟宗妙心寺派
妙心寺派開始傳入臺灣,時在明治二十九年( 1896 )當時來台北開教 的布教師是細野南岳。翌年,細野氏又邀請足利天應來台。明治三十二年 ( 1899 )12月20日,梅山玄秀又率大眾來台北。